法人の事業と取組み

多収化への取組み

 「狭条密植栽培法」に取り組み、収量増加につながった。また、狭条密植栽培法では中栽培土を行わないため、最下着莢節位高は培土を行う慣行栽培より高くなる。このため、コンバインによる刈り取りロスや土壌の混入率が減少し、収穫量が増加するとともに高品質化につながっている。

多収化への取組み

高品質豆類への取組み

多収化への取組み

 「リフターキッド装置」の角度を調整するなど、オペレーターがコンバイン収穫の経験を重ねて刈り取り位置を細かく調整することで、汚粒による品質低下は減少した。収穫した小豆はクリーンな温風を利用する平型乾燥機と色彩選別機を導入し、実需者の期待に応える取り組みを進めている。

省力化への取組み

 「産学官連携経営革新技術復旧強化運動」を活用し、狭条密植栽培法の取組みを進めた。栽培方法は、慣行栽培では耕転から、施肥・播種・除草剤散布作業を同時に行うことで大幅な省力化と安定した収量・品質を実現し、大区画栽培に適した栽培体系となっている。

省力化への取組み

新技術の導入

新技術の導入

 大区画ほ場のメリットを生かし、無人ヘリコプター(水稲、麦)による防除を行っている。無人ヘリコプターによる防除は、トレボンエアーによる2回防除を基本としているが、その適期を把握するため、地域内のフェロモントラップを導入し、オオタバコガの発生予察を行っている。

新たな取り組み

 本法人と隣接する河原林ふれあいセンターに「京菓子 ふじ幸」が小豆の里をオープンし、地産地製を掲げ本法人と連携し当地域で生産した京都大納言小豆を原料に各種和菓子を製造・販売している他、喫茶スペースを設けられ、工場見学や菓子づくりの体験できる教室なども行われている。また、JA京都などを通じた出荷を行うほか、京都の高級老舗和菓子店からは、高品質小豆の引き合いが強く、地産地消の一環としての取り組みを進めている。

新たな取り組み  「舟子笠」は保津川下りの船頭がかぶる編笠に見立てており、生地はどら焼きとは違いモチモチとした食感を出し中餡には、希少価値の高い丹波大納言小豆が使用されている。

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